ゆく年くる年

12月は、子どもを対象とした講演会が続きました。小学校2校、中学校2校、高校1校で、約1800名近い子どもたちの前でお話しさせていただきました。全校集会で話をすることは今でも緊張します。でも、子どもたちが話に引き込まれて聞いてくれたり、感性豊かな感想を書いてくれたりすると、またがんばれたりします。Image022 富士山の麓の高校では、学校で飼っている馬(ベティー号)にも乗らせていただきました(笑)。農学部出身なので、動物に触れるとうれしくなってしまいます。

いろいろあった2008年も、もうすぐ暮れようとしています。

今年は、ふらふらになりながら仕事と両立させて、3月に博士(教育学)を取得しました。ようやく一息つけるかな・・・と思っていた頃、5月に四川大地震が発生しました。

四川大地震の被災地への二度の派遣は、とても大きな経験になりました。そしてこの派遣で考えたこと学んだことは、2009年も続いて、大きく大きく私に残っていくのだろうと思います。

2008年は、大変お世話になりました。たくさんの方々の支えがあり、いろいろな仕事をさせて頂きました。本当にありがとうございました。

そして、来年2009年も、学生共々どうぞよろしくお願いいたします。

みなさまにとっても、どうか良いお年になりますように・・・

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クリスマスプレゼント

今日は、今年のスクールカウンセラーとしての最終日。

今日もいろいろな子どもたちと時間を過ごした。

そして、今日はその時間の中で、大切なことを学ばせてもらった。

うまく言えないけれど、今でもそれに気づけたことがうれしくて、そしてほっこりしている。

その時間が私にとって最高のクリスマスプレゼント

きっと、この時間に私が気づいたこと、学んだことは、スクールカウンセラーとして一生心に残るものだと思っている。それくらい、大切なこと・・・

ずっとずっと・・・今日学ばせてもらったことを大切にしようと思っている。

今日は、最後まで緊急対応などバタバタしていて、学校の忘年会の一次会がほぼ終わった頃に合流(笑)。先生方に、「お疲れ様!」と声をかけてもらい、短い間にお酒、食事をバタバタと取った。二次会では今日のことを思い出しつつ、よいお酒を飲ませてもらった。この学校の子どもたち、そして先生方に出会えたことに感謝していたら、ついついお酒もすすんでしまった(笑)

そして、来年もがんばろうと思った。

そして、やっぱりスクールカウンセラーは心から楽しいし、これまでも、そしてこれからも続けていきたい仕事だなと心から思った。

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SST前半終了

今日で、SSTの前半3回が終了しました。

いろいろと課題も多く出てきていますが、生徒の変化も出てきているので、がんばるぞ!という気になります(笑)。

私は5時間目の相談室・保健室の生徒を対象とした授業の授業者としてSSTをやっています。参加している生徒にも変化が出てきています。

先日・・・SCとして学校に行っていたとき、相談室で遅い給食を取っていました。そこに、相談室でSSTを受けている生徒と話しをしました。そしたら、「先生・・○○さんがたくさんおしゃべりしてくれるようになったよ。これもSSTの効果だよ。先生、がんばったね!」と、生徒からお褒めの言葉を頂きました(笑)。こうした生徒の言葉に元気をもらって、「がんばるぞ!」という気持ちになります

ある先生からは、「SSTの授業の後は、なんか生徒の様子がうるさいくらいに元気なんですよね」というコメントも頂きました。いろいろと課題も多いところが両手をあげて喜べないところではありますが、後半3回のセッションも先生方と一緒に頑張っていきたいと思っています。

先生方、そして静大TAのみなさん、前半戦お疲れ様でした!

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ルミナリエに思いを込めて

先日、神戸新聞社の記者の方から電話があった。「なんだろう」と思いつつ電話に出ると、かつて勤務していた大学の教え子Aくんのことで取材をしたいとのことだった。Aくんは、阪神淡路大震災で母親を失っている。その記者の方は、震災直後の頃からずっとそのAくんのことを追っているというのだ。そして、震災当時の子どもたちがどのように青年になっていったかを追った記事を書いていて、Aくんを取材しているところだという。少し前に、その記者の方が久しぶりにAくんに会っていろいろと話をしている時に、私のことが話に出てきたとおっしゃっていた。そして、Aくんからは面と向かって言われたことはないのだけれど(笑)、私のことを「とても信頼している」と記者さんに話していたそうなのである。ポレポレクラブのメンバー、そしてAくんとの間には、静かにそして揺るがない絆があるのは私も感じているところなので、その言葉を聞いてとてもうれしかった。

そして記者さんとAくんのことをいろいろと話をした(もちろんAくんのOKはもらった上で)。ある程度はAくんから当時の話は聞いてはいたものの、細かいことがもっとよくわかった。震災直後の様子、亡くなった母親のこと・・・まだまだ知らないAくんの苦しみがあったのだな・・・と思いを馳せた。反対に、記者の方も大学時代のAくんの様子を聞いて、意外なところ、そして納得できて笑ってしまうところ、いろいろあったようだった。

電話を切ってからも、しばらく思いめぐらせた。地震という突然の出来事で、さっきまで元気だった母親を失うということ・・・。そして、ポレポレクラブで子どもたちを支援する活動が、Aくんにとっても「癒しの場」になったのかな・・・と改めてそう思った・・・。大切な人を失った悲しみに寄り添うこと・・・それは、簡単なことではないと感じている。せめて先生として何かできないかと思い、神戸に行った時には、Aくんと待ち合わせをして一緒にお墓参りに行っている。喪失に寄り添うこと・・・を、私なりに、そして私らしい方法を模索している。

さて、今年は視覚障がいのある方が阪神淡路大震災の時にどのような状況におかれ、どのようなサポートを受けたか、そして災害時にどのような体制を整えればよいかについて浜松視覚特別支援学校と一緒に研究をしている。先日も、神戸で盲老人ホームにお勤めのNさん、NPOのMさんにお会いしてお話を伺ってきた。目が見えないというハンディは、日常でも移動や情報入手に困難があるが、震災の時にはさらにそれが顕著だったようであった。避難所に避難してもトイレがどこにあるのかも、使い方もわからず、様々なことに困難を極めたようであった。周りの人たちも余裕がないので、手助けを求めることさえも躊躇したようだった。Nさんは自ら視覚のハンディがあるにもかかわらず、支援者としてもサポートされていた。お話を伺いながら、すごい人がいるものだなと心からそう思った。これらの一連の研究を通して、視覚障がいのある方の避難、そしてケアについて、最終的に提言していきたいと考えている。

今年は、四川への派遣、冨永先生や高橋先生といった阪神淡路大地震を経験した先生方と共に仕事をさせていただいたり、視覚障がいの方のリサーチだったりと、災害に関連した多くの仕事をさせて頂いた。 ちょうど先週、神戸に行った時に、神戸ルミナリエが開催されていたので、数年ぶりに見に行った。ルミナリエの光を見ながら、今年一年のことをいろいろと思いだした。

Aくんのお母さんをはじめ、神戸そして四川の地震で命を落とした方の魂がどうか安らかに眠れるよう、そして被災地で出会った子どもたちが無事で元気でいられるよう、光と鐘の音に込めて祈ってきた。

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かえでの木

静大の紅葉は11月がピーク。もうすっかり葉が落ちてきています。Image014

ここ2週間ほど、いつ見ごろになるか楽しみにしていた1本の「かえで」の木があります。私的には、静大の中でこの木が一番のお気に入りです。

その赤の色合いもすばらしいだけでなく、他の木々たちが紅葉を終えた頃に、ぐぐっと1本だけ赤くなっていくという、この「周りに染まらない」ところも、また好きなのです(笑)。なので、毎年密かに、この木が色づくのを楽しみにしています。このかえでの木の葉が落ちる頃には、もう年の瀬です。

今日は、外の講演を終えて、大学に戻ってきた時に、ふと足を止めてこのかえでの紅葉を堪能しました。見事な色です。Image015

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なんとよい色だろうとしばし見入ってしまいました。写真では目で見たような色合いがでないのが残念(泣)。

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災害事件後の心のケア養成研修会のご案内

臨床心理士資格認定協会の研究助成に採択していただいたことから、1月に、災害時における心のケアに関する系統的な研修会を行うことになりました。こうした体系的な研修は、初めての試みだと思います。冨永先生、高橋先生だけでなく、小澤先生や前田先生をはじめとする、支援の経験が豊富な先生方の講義・演習が予定されています。

日本のどこでも災害は起こりうるものです。今回は、研究助成を受けていますので、なんと受講料は無料・・・。臨床心理士の研修会の受講料はとても高いものばかりですので、この際、ぜひ多くの臨床心理士に受講していただけたらと思います。

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災害事件後の心のケア養成研修会案内-海外での支援活動を視野に入れて-

世界全体の被災者数の約がアジア地域で占められています。近年,2004年のインド洋大津波や本年5月の四川大地震などのアジアでの災害後に、わが国の臨床心理士チームの派遣が要請されています。海外での支援においては、心のケアの理論や心のケア技法のみならず、文化や宗教、チーム組織化と連携など考慮すべき点が多々あります。また、被災地域の心理専門家への質問に簡潔に的確に応答する能力も求められます。そこで、災害のみならず事件後の心のケアも含めて心理臨床力を高めるために本研修会を企画しました。

本研修会は、日本臨床心理士資格認定協会の平成20年度の研究助成を受けております。研修の効果を検討するために、参加者には、事前事後にアンケートなどの調査に協力していただきます。

日時:2009年1月10日(土)(午前10時~午後5時)・11日(日)(午前9~午後5時)・12日(祝)(午前9時~午後4時 3日間

会場:兵庫教育大学神戸サテライト教室 神戸駅から徒歩5分、神戸新聞松方ホールビル3F

研修内容:災害事件後の心のケアの理論、心理教育・ストレスマネジメントなど心のケア技法、時期に応じた心のケア、スクリーニングテスト、災害事件後の心理的支援の世界的動向(①Red Crossの動向、②Psychological First Aid)、文化と宗教、チームの組織化と連携・コーディネーター心得、防災教育など

対象;臨床心理士及び指定校の大学院生(災害事件後の直接支援に強い関心があり、3日間の研修にすべて参加できるもの)30名

参加費:研修参加費は無料です。旅費・宿泊・食費は各自で負担してください

研修会担当者;冨永良喜(兵庫教育大学)・高橋哲(芦屋生活心理学研究所)・吉沅洪(広島市立大学)・小林朋子(静岡大学)・前田潤(室蘭工業大学)・小澤康司(立正大学)・明石加代(兵庫県こころのケアセンター)・諏訪清二(兵庫県立舞子高等学校)他

問い合わせ及び申し込み:研修会参加動機を400字以内で記載し、hotanshin@hotmail.com(冨永良喜先生)宛にお申し込み下さい。定員になり次第締め切ります

※災害にかぎらず、わが国で、事件・事故に遭遇したとき、臨床心理士ができることの知識と技法を提供します。

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