静岡県に避難してきた子どもや保護者のサポートグループ(アナナス)

東日本大震災の影響で、静岡県内に避難してこられた子どもたちや保護者の方をサポートするためのグループ(通称:アナナス)を、5月から立ち上げて、毎月1回、静岡大学で活動を行っています。8月の活動で4回目となりました。

毎回参加してくれる子どもたちや保護者の方、県内の臨床心理士や学生のみなさん、そして教育学部の有志の先生方と、多くのスタッフにも支えられて、おかげさまで活動も軌道にのってきました。

8月の活動は、「夏だからバーベキューでしょ~」ということで、食事づくりを行いました。

といっても、大人が食事づくりをやってしまっても仕方がないので、子どもグループは「サンクス・ギビング・ランチ」として、お父さん・お母さんに感謝の気持ちを込めたカレーを作って、お手紙と一緒にプレゼントするということをしました。

子どもたちが調理している間は、保護者グループは県内での生活のことや、東北の地域の情報交換などを行っていました。現地から離れてしまうと、情報が限られてしまうこともあるようで、保護者の方同士で様々な情報交換をされています。

家政の小川先生のご協力で教育学部の調理室にて、約2時間かけてカレーができあがりました。そして、教育学部B棟下(通称Bピロ)に青シートをひいて、お父さん・お母さんに手紙と手作りカレーを渡して、みんなで頂きました。とてもおいしかったです!

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<がんばってカレーが出来上がりました!>

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<お母さんに、感謝の手紙を渡しています>

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<みんなで「いただきます!」>

そして、その後はバーベキューもやりました。すっかりお腹いっぱいです(笑)。

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子どもたちは食べ終わると、学生スタッフたちと野球をしたり、話をしたりと、元気に遊んでいました。

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保護者に家に帰ってからの子どもたちの様子を伺うと、「アナナスに来るととても元気になる」「アナナスに行きたいと子どもが何度も言うので、遠いのですががんばって連れてきました」と、子どもたちがこの活動をとても楽しみにしてくれていることがわかりました。本当にこちらもとてもうれしくなります。

次回は、9月25日(日)13時~15時 静岡大学教育学部教育実践総合センターにて行います。次回の子どもグループの活動は、静大キャンパスを使って、みんなでRPGのようなリアル冒険をします(笑)。その間、保護者の方はゆっくりお話しをしてください。

また参加費等はかかりません。外活動なので、水筒や帽子を持参して頂くだけです。

ぜひご参加ください!

そして、県内のスクールカウンセラーや先生方、県内に避難されてきている子どもたちや保護者の方に、ぜひこのアナナスの活動をご紹介下さい

保護者向けちらし ⇒ 「9.pdf」をダウンロード

*写真は保護者の許可を頂き、掲載させて頂いております。

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