「静岡県版臨床心理士による災害時の心のケア活動マニュアル」の完成

2009年度から静岡県臨床心理士会被害者支援委員会が中心となって、東海地震における臨床心理士の体制について協議を進めてきました。

2010年には、静岡県と「災害時の心のケア協定」を締結し、その後、被害者支援委員会のメンバーで協定に基づく活動のためのマニュアル作成がはじめられました。

2011年には、東日本大震災の被災者支援を行うために、被災者支援本部を立ち上げました。

2012年は、東日本大震災の支援で中断されていたマニュアル作成が再開し、夏には完成しました。

日本科学協会から頂いた研究助成金の一部を使って、マニュアルを印刷し、完成しました

これを静岡県臨床心理士会のすべての会員、そして47都道府県の臨床心理士会に配布させていただきました。さらに、静岡県の各関係機関にも配布しました。

2009年に被害者支援委員会の委員長として就任し、2期4年の間でやるべきこととしてあげていたことを、ほぼやり遂げることができました。

多くの方々のサポートや協力を頂けたからこそここまでたどり着けました。

このマニュアルは、静岡県との協定に基づく活動を静岡県士会として行う場合にどのように行動すればよいかを活動の流れに沿って、

①協定に基づくケア体制・活動内容・派遣要請の流れ

②静岡県士会の体制、支援本部とブロック担当の役割等

③実際の活動に入る手順と活動後の報告方法

などが記載されています。

さらに、大震災対応は県単位での活動では大いに心もとないことから、日本臨床心理士会及び他県の臨床心理士会への応援要請も考えた依頼文案なども掲載されています。

いずれ本会HPにてダイジェスト版がUPされる予定です。

Img_1384_600x800

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です