がじゅまるクラブ

今年度、LD児親の会「きんもくせい」と連携して、小集団でのVLFプログラムを行っています。5月から5名の子どもたちと保護者の方が約月1回、静大に集まってトレーニングをしています。早いものでもう残り1回となりました。

最初はスタッフも、子どもたちも緊張した感じですが、今は休憩時間も含め、とても雰囲気がいい感じです。子どもたちの様子も変化してきました。がじゅまるで、子どもたちの笑顔を見ると私たちスタッフもとてもうれしくて、また元気をもらえます。

がじゅまるクラブの「がじゅまる」は、八木くんが「根をしっかり張って生きていく」という思いをこめてつけた名前です。このがじゅまるクラブでの体験が、少しでも役に立ってくれることを願わずにはいられません。

11月はラストのがじゅまるクラブです。とっておきの企画をスタッフで用意をしています(笑)。私も楽しみ♪Cimg0164

←「からすたろう」の課題に取り組むみんなとスタッフ。こんな風にほのぼのとした雰囲気で楽しくやっています

附属中学校でのPTA講演

10月27日に静岡大学教育学部附属島田中学校の保護者の皆様にお話をさせて頂きました。PTA役員の皆様にいろいろと心配りをしていただき、本当にありがとうございました。

昨年くらいから、「こころ」という抽象的な概念を、どう「五感」で感じ取ってもらうか、ということを私の課題にしています。「こころ」の様々な状態を、「触覚」「視覚」「聴覚」で表現すること・・・。特に今は触覚を大切にして、いろいろな教材を使って試行錯誤をしている状況です。今回お引き受けした講演のタイトルは、「思春期の子どもへのかかわり方」についてです。そこで、この教材を使ってみることにしました。この教材による授業は、普段は大学の授業や、子どもたちを対象とした授業で行っています。今回、保護者の方を対象としたのは初めて・・・。どんな発言が出るのか、とても楽しみにしていました。講演後にお話を伺うと、参加された方それぞれがいろいろと思うところがあったようです。この授業を受けた学生曰く、「いろいろなことを考える。自分をめちゃくちゃ振り返る」「こんな大学の授業は初めて。とても新鮮」とかいろいろな感想がでます。

たまたまですが、フルブライト基金でアメリカからいらした先生2名も、島田中の先生の同時通訳を聞きながら参加してくださいました。ありがたいことに、その先生が「この授業をアメリカでもやってみたい!」ということで、紙風船を帰国する前に買って行きたいと言っていたとのことでした。世界でも使える授業ということでとてもうれしかったです。国を選ばず、人であることに共通した思春期の課題・・・。「五感」を研ぎ澄まし、「こころ」をどう感じてもらうか、これからも研鑽していきたいと思います。

秋の景色

静大の木々が色づいてきました。最近は、富士山もよく見えるようになって、秋の訪れを実感します。

071018_1246 教育学部B棟からG棟への渡り廊下から見える駿河湾の景色。駿河湾や大崩海岸、きれいに晴れると焼津市街が見えます。手前の木は、ケヤキです。四季で葉の色が少しずつ変わります。通るたびにここからの景色を楽しんでいます。

秋だな~

静岡総合研究機構の助成金

先日、静岡総合研究機構の静岡県SOE助成金の採択を頂けたとの連絡がありました。本当にありがたいことです。採択された研究テーマは、「保護者・子どもを対象とした”災害発生後のストレス”による心身の変化に対処するための啓発プログラムの検討」です。今年から2年間かけて行います。

静岡県は東海地震の震源地ということもあり、もしもの日が来た時に、多くの方に役立ててもらうためにしっかりと研究、実践を行っていきます。経過報告もこのブログでお伝えしていこうと思っています。

合格

4年八木くんが、無事に静岡県の教員採用試験に合格しました。

あと半年後には、小学校の先生として現場にでます。

本当に、おめでとう!071009_1704

今日は、みんなでケーキでお祝いをしました。

あと半年いろいろなことを勉強したり、体験したりして、より子どもたちを惹きつける先生になれるようがんばってくださいね。

給食を見れば

いろいろな学校から、校内研修や子どもたちへの授業の講師としてお招きいただいている。時間が合えば、先生や子どもたちと一緒に給食を頂いている。

給食は、その地域の特色が出ていて面白い。千葉でSCをやっていた時、勤務校の一つが自校給食だったのでそのおいしさを身にしみて体験しているためか、訪問した学校が自校給食だったりすると二つ返事で給食を頂いてしまう(笑)。

給食の味はもちろん、季節感、食材や食器にも目を向ける。

070302_1247_2  新潟県の十日町市立東小学校の2007年3月3日の給食。

 ステンレスのお盆がなつかしい。ひな祭りにあわせて、かわいいゼリーがついていた。定期的に、魚沼産コシヒカリが給食のごはんとして出されるそう・・・うらやましい・・・。

070918_1208 こちらは、静岡県沼津養護学校の2007年9月18日の給食。自校給食だけあって、スープとかがとても温かいまま食べられた。

牛乳パックの折り方が、学校によって、地域によって異なることが、先生たちとの談笑で判明。

これを明らかにすることが、私の裏研究テーマとなった(笑)。

心理とは関係ありませんが、各地で給食を頂いた度に、UPしていこうと思います。

学会発表

070729_1540 夏に開催された学会で、コバ研関係者が発表をしました。

日本学校心理学会第9回大会(埼玉会館)

石川礼・小林朋子 災害時における知的な障害のある子どもを持つ家族への支援のあり方 (写真は、発表中の石川先生。)

小林朋子・米山沙織 小学校高学年の子どもの視点から捉えた「災害」について-新潟県中越地震を体験した児童の作文から-

日本教育心理学会第49回大会(文教大学)

小林朋子・庄司一子 コンサルティである教師が捉えたコンサルテーションに関する有効感が高いコンサルタントとは 

尾崎未希・小林朋子 小・中学校教師の学校危機に対する意識についての検討

上田明日美・小林朋子 小学校高学年の児童のユーモアに関する研究070915_1505 (写真は、発表中の上田さん)

昨年から、静岡県教育委員会の防災関連の研究指定校となった静岡県立沼津養護学校と、災害時の障害のある子どもや家族への支援に関する共同研究を行っています。沼津養護学校の大石先生と、その研究結果を発表しました。

日本特殊教育学会第45回大会(兵庫教育大学)

大石啓文・小林朋子 災害時における障害のある子どもを持つ家族支援のための調査研究(1)

小林朋子・大石啓文 災害時における障害のある子どもを持つ家族支援のための調査研究(2)-新潟県中越地震で避難生活を送った家族を対象とした調査から- 

学会にて、多くの方から質問や感想を頂くことができました。心より御礼申し上げます。今後の研究にぜひ生かしていきたいと思っております。