昨年度から、分担で担当している科研を使って、静岡県教育委員会と「学校危機シミュレーション訓練」の研修プログラムを作成しています。
緊急事態への対応だけでなく、
こうした事態を起こさないようにするには、どうしたら「予防」できるか?
この点についても、扱っているところが、このプログラムの大きな特徴になっています。
昨年10月に、いじめが疑われるプールでの事故の事例を作成し、市町教育委員会指導主事の先生方の研修会で研修を行いました。
その後、様々な修正を加えたものを、私の研究室HPの「公開資料」にUPしました。
研修などにご活用ください。
この成果は、7月の日本学校心理学会で発表する予定です。
そして、今年度は・・・
いじめ自殺の事例を用います。
研修に用いるため、いじめ自殺に関する判例をいくつも調べました。
過去にこんなひどい事例があったのかと、本当に信じられない事例もありました。
そうした作業を経て、現在、たたき台まで作成しました。
夏にかけて、県教育委員会の先生方と練り上げる予定です。
そして10月に、この研修を実施します。
大変な作業ですが、先生方との協働作業はとても刺激的、かつ楽しくて、時間を忘れて、議論に夢中になってしまいます。
すべては、子どもたちが笑顔で学校でいられるために・・・です