ありがとう

昨日、ゼミ生が集まってくれて、お祝いのケーキとプレゼントを贈ってくれました。

プレゼントは、写真立てです。

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素敵な写真立て、そして手前のカップラーメンのレフィル用マグは、SC勤務校の教頭先生からのプレゼントです(笑)。

3年生がロフトに行って、選んでくれたそうです。

本当にありがとう!

ケーキは、私が大好きな果物とクリームたっぷりのケーキ(笑)。

授業で、コンフリクトの解説をした時に、「私が好きなケーキをあげると・・・」と、例をぽろりと話した時のことを覚えていてくれていました。

写真を撮りましたが・・・

携帯を変えたばかりで、メモリーに入っておらず・・・(みんな・・・ごめんよ・・・泣)

ほっこりうれしくなりました

こんな感じです(笑)

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災害時の心のケアに関する協定締結!

ここ1年近く、多くの方の協力やサポートを頂きながら進めてきたプロジェクトの一つが、大きな形になりました。

静岡県との「災害時の心のケアに関する協定」の締結です。

10月13日に静岡県庁にて、協定締結式が行われました。

多くのマスコミも取材に来てくれ、テレビや新聞などで取り上げて下さいました。臨床心理士会がこうした協定を締結することは、日本初になると思います。

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(静岡新聞に掲載の記事↓)
http://www.shizushin.com/news/feature/jishin/news/20101014000000000017.htm

(毎日新聞に掲載の記事↓)http://mainichi.jp/area/shizuoka/archive/news/20101015ddlk22040185000c.html

(中日新聞に掲載の記事↓)http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101014/CK2010101402000139.html

(産経新聞に掲載の記事↓)http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/101014/szk1010140354003-n1.htm

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大規模災害時には、県からの要請を受けて臨床心理士がやる業務について、県と何度も協議を重ね、行政と民間の力がかぶらず、広い地域で多くの県民に心理的な支援が行き渡るようにしました。

協定に基づく臨床心理士の活動内容は、被災者への直接的な支援ではなく、直接支援をすることになっている「保健師」へのサポートになります。

県が準備した活動手引きによると・・・

1.保健師等が被災者に対して行う心のケアに関する専門的な技術支援、研修会等の実施

避難所等において活動する保健師等に対し、災害時の心のケアを実施する際の、専門的な技術支援をお願いします。なお、継続的な個別の支援は、活動の対象外ですが、ストレス反応が強く、緊急を要する場合は、保健師等に同行して、避難住民への心のケアのサポートをお願いします平常時には、保健師等に対し、災害時の心のケア対策の必要性及びストレスへの対処方法等についての普及啓発に協力をお願いします。

2.保健師等に対する心のケア支援

悲惨な被災現場や遺体処理等の現場での長期にわたる救援活動は、対応する保健師等に強い心理的衝撃が残り、不眠、侵入症状等の強いストレス反応が現れてくることが予想されますので、当該保健師等への心のケアに対する支援をお願いします。

これらの活動を県内臨床心理士、そして必要に応じて県外の臨床心理士にも協力を要請して、活動を行っていくことになります。

今後は、県士会内の体制作りとして、県内エリアをいくつかのブロックに分け担当者を決めていくことや、臨床心理士用の活動マニュアルの作成などを進めていきます。

また、日本臨床心理士会にもこの協定について報告し、大規模災害発生時には全国の臨床心理士に声をかけて下さるようお願いしていく予定です。

ようやく・・・という感じですが、まだまだこれからという感じでもあります。

とにかく、まずは協定締結に至るまでに本当に多くの方々の協力なしにはありえなかったので、心から皆様に感謝!です。

SST「自尊心を高める」の授業実践

T中でのSSTの授業が今月に入り、連続してありました。

スクールワイドでのSST実践を行ったのが2年前。2年前は大学が用意した指導案を先生方が実践するスタイルをとりましたが、それ以降は先生方の主体的な取り組みを尊重するという次のステップに移行し、昨年度からは先生方が指導案を作成して、それを実践するという流れになっています。私はSCとして学校に行った時に、面接が終わり夕方からの先生方との打ち合わせの時に、S先生が「指導案を作ったんで見て下さいよ~」と、学年部会で話し合った指導案を持ってきてください、ちょこっとコメントするくらいのお手伝いしか必要ありませんでした。

なんやかんやと3年目。3年生にとっては、3年間SSTを通してやったことになります。今年の単元の大テーマは、「敬意を払うスキルを身につけよう!」です。道徳の時間を使っているため、SSTと道徳の授業展開がブレンドされたような感じで、3回の授業に分けて行っていました。

1回目の授業は、話し合いを通して「相手の気持ちを考える」という内容でした。教師の投げかけは、「人はどんなときに、相手のことをすごいなと感心した気持ちを持つのだろうか」、「人はどんなことで悪口を言い、お互いにからかうのか」ということを、グループで話し合い、相手の考えを聴き、自分の考えを伝えることをやりました。これは「10代を育てるためのソーシャルスキル教育」で「セッション8 敬意を払うスキル」の授業案の中にあるリハーサル部分になります(P139)。「相手の気持ちを考える」というテーマから考えると、このなげかけを最初の授業に持ってきて、自分の行動などを見詰めなおさせるところからスタートしています。

2回目の授業が、「自尊心を高める」です。私はこの授業は見学することができました。この指導案は、拙著のP130のセッション7に基づいています。

授業の冒頭で、

S先生:「自尊心とは、自分を尊敬する心だけど、みんなどうかな?」

Aさん:「ないよー」

Aさんは、すっと、しかも真面目にS先生のなげかけに応えていました。Aさんの日常生活を思うと、意外なことばではなく、そういう生きにくさがあるんだとこちらも素直に理解できることばでした。

S先生から、自尊心には、自尊心を高めてくれる”肯定的な面”と、自尊心を低める”否定的な面”があるという説明がありました。

次に、自尊心について説明をしたあと、S先生は教師の語りとモデリングを兼ねた”自尊心についての教師の語り”があります。S先生は、趣味のバルーンバレーの試合で、メンバーと一緒に頑張って試合をしている様子をビデオで見せながら、頑張って仲間をプレイすることや、仲間にありがとう!と言われることなどが自分の自尊心を高めてくれることを生徒たちに話していました。S先生のビデオを見ながら、生徒はいろいろとつっこみを入れていたりしていましたが(笑)、みんな食い入るように画面を見ていました。

そして、”自分のいいところを探そう”ということでワークシートに沿って、「自分自身がどんなことで自尊心が高まるのか、友だちは自分のことをどのように感じているか(理由)」について記入していきます。自分のいいところを友だちに話し、感想を聴くこともしていきました。

生徒たちの様子を見て感じたのは、いいところが探せない、もしくは記入することがためらわれる生徒がいることです。ためらわれる生徒の場合には、話をしながらやりとりしていくと結構書いていけるのですが、見つけられない・わからないという生徒の場合には、丁寧なかかわりが必要だと思いました。ワークシートに書けないでいたある生徒さんと話をしていくと、大好きなワンちゃんがいること、そのこのお世話をしていることなどが話されました。

kobayashi:「わんちゃんがうれしそうに尻尾をふるとどんな気持ちになる?」

生徒:「うん、うれしいよ」

kobayashi:「それは自尊心を高めてくれることになるかな?」

といったやりとりなどをしたりしました。

最後のまとめの感想では、「なるほど」と思うような感想もあり、いつものことですがSSTの授業をやった後、子どもたちの反応の豊かさに驚かされます。これがある意味たまりません(笑)

次は、「敬意を払う」について書きたいと思います。