派遣スクールカウンセラーが終わって・・・

5月から6月にかけて、静岡県臨床心理士会のメンバーが、毎週2名ずつ6週間、岩手県宮古市に派遣されました。私は第3陣として、再び宮古を訪れました。

街に近い沿岸部のがれきは4月に比べて、片づけられたところも多く、人の力の大きさを感じました。しかし、一方で手つかずになっているところもあり、復興の温度差も感じてきました。

静岡県チームでは、毎週スクールカウンセラーが変わってしまうことから、チームとしての一貫性?を持つために、コバ研メンバーの「ウッキー」を現地において、SCが交代で使って活動しました。

「学校に連れてくる人は変わるけど、ウッキーはいつも一緒にやってくる」という感じです。

一緒に活動したSさんは、小学校担当だったため「ウッキー」を活動の中で活用してくれました(私は中学校担当だっため、パペットを使わずに授業をしました)。

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ウッキーは手触りがとてもよく、子どもたちがかわるがわるだっこしたり、なでたり、いじくったりしていたそうです。

先月、派遣SC活動が終わり、そして県士会でのシェアリングも終わり、活動が一区切りつきました。最終メンバーがウッキーを現地から持って帰ってきてくれたので、ウッキーにもほっと一息ついてもらおうと、バケツのお風呂に入れて、洗ってあげました(笑)

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現地でたくさんの子どもを笑顔にする活動をしてきたウッキー・・・お風呂でのんびりです(笑)

支援活動は、寝る、食べる・・・そしてお風呂・・・

これが結構、支援者のケアとしても非常に重要だなと痛感しています。現地での活動中はできる限りゆっくりとお風呂につかるようにしていました。お風呂から出ると、体が心地よい疲れになり、さっぱりした気持ちになりました。

派遣SC中の活動は、勤務校の先生方や子どもたち、そして他県SCとの交流もできて、非常に学びの多い体験でした。その中で、ニーズに応じた活動を行ってきましたが、それが少しでもお役に立てていればいいなと思っています。そして、今だけでなく、今後もしばらくサポートを続けてさせて頂きたいと考えています。