ただいま、新潟県中越に来ています。
今年は10月末、そして11月中旬と連続して中越の小学校2校を訪問させて頂いています。
中越は紅葉がとてもきれいです。紅葉を見ながら、ふと中越地震の時に災害ボランティアとして被災地に入った時のことを思い出しました。中越地震は10月23日に発生したので、ちょうど5年前のこと。あの時も、くずれた山が紅葉で色づいていて、その光景がなんとも言えない気持ちにさせたことを覚えています。
5年経った、10月23日。アニバーサリー反応がでやすい時期にあるにもかかわらず、その当日に余震がありました。心身の反応がでてきてしまうのではと心配したのですが、幸いなことに目立った変化は見られなかったようです。ただ、先生方同士でも、「よりによってどうしてこの日に起きるのだ」と、口々に震災当時の話になったようです。
このブログでも紹介していますが、震災当時からずっと中越の学校に定期的に訪問して、復興していく過程を追っています。昨年、そして今年は科研を頂いて、研究を進めています。来年は・・・と思っていたのですが、中越の先生方から「来年はもう来ないの?」と言われると(!)、そして子どもたちや先生方の話を聞いていると、やはり可能な限り、できれば10年近く追っていってみたいと考えています。
阪神淡路大震災が15年。でもいまだに心のケアを担当する加配教員が設置されています。震災当時に生まれていない子どもたちが学校に入ってくるくらいの時間が流れても、第二、第三の要因が様々に、そして複雑に組み合わされて、静かに影響が残っていくのでしょう。なので、今年度で科研は終わりますが、長期的なテーマとして、自腹で細々と中越の学校訪問をこれからも続けていこうと、決心したところです(笑)。
5年前、当時勤めていた国際武道大学の教え子、ヤス、だいすけ、ゆみ、どいちゃん、私の5名で中越に入りました。私にとってもとても学びの多い支援活動で、5年経った今でもたくさんの思い出が思いだされます。
さらにもうしばらく・・・中越地震の復興を見届けていきたいと思っています。
左から、やす、ゆみ、私、だいすけ、どいちゃん なつかしいな~(笑)