一番、新しいハズなのに・・・

先日の地震・・・

研究室の様子です。

家では本一つ落ちなかったのに、研究室は本が1m近く飛んでいました。

千葉でSCをしている時に、離任時に先生方から頂いたウエッジウッドの素敵な写真立ては、重さがあるせいか、1.5m近く飛んでいて、一部が壊れていました

学生向けの本や、生徒指導・教育相談に関連するマンガなどがおいてある本棚はガラス戸が全開で、何冊か外に出ていました。

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研究室の様子をよくよく見ると、北-南方向の強い揺れが起きて、北もしくは南を向いている物が落ちていることがわかりました。

本棚の近くでは普段、コバ研の学生が作業をしているところです。もし作業中に地震が起きて、本などの物が頭にあたったら大変だなと思いました。本が崩れてこないような措置を、防災の専門の先生に伺おうと思っています。

それにしても、私の研究室のある教育学部L棟は、教育学部の建物の中で最も新しい建物で、普段、「ここは絶対に崩れないよね」といわれているところです。なのに、もっと古い建物に研究室のある先生のところでは、こんなに本が飛ばなかったそうです。

う~ん・・・

無事です

静岡で大きい地震がありました。

心配してくださった皆様ありがとうございます。

私もゼミ生も、そして卒業生も、無事です。

物的な被害も少なく、ひとまず安心ですが、一人の方が亡くなられたという報道に胸が痛みます。私たち臨床心理士は、「被害が少なくてよかったね」と終わるのではなく、一人でも家族の亡くした方の悲しみに寄り添えたらと思っています。

いよいよ東海地震が来たと思いましたが、それではないようです。あと1か月近くは大きい地震もくる可能性があるとのことです。心のケアに関する、いろいろな課題が今回見えてきています。今、このタイミングで進められることはやらなければいけないと思っています。

ほな、よろしゅう

コバ研にも新たなメンバーが入ってきました。

教育学部では珍しく、静岡県出身者が一人もいなくて、全員、西日本出身者です(なので、タイトルもそんな感じにしてみました笑)→コバ研HP

3年生は、教育相談学専修から中林さんと藤岡さん、そして総合科学専攻から柏木くんが入ります。柏木くんは心理ではないのですが、「どうしてもコバ研で勉強したい!」という熱意があったので、指導学生として引き受けることにしました。

3月に永山君が卒業したので、今年度はコバ研はじまって以来の「女の園」になるのかと思っていたら、いつの間にか「永山くんハーレム状態」から「柏木くんハーレム状態」になってしまいました(笑)。

このメンバーで、今年度が始まりました。

どんな一年になるのでしょう・・・楽しみです。

↓新歓の写真です。なぜか卒業したはずの・・・(笑)

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卒業・・・

先日、永山くんと望月さんがコバ研から巣立っていきました。そして、私の名前の漢字の入った日本酒をプレゼントしてくれました(なぜかまたプレゼントがお酒なのです苦笑)。 Image082

中学校の卒業式では、相談室の生徒さんたちから花束を頂きました。胸が熱くなりました。Image081

人生、出会いがあれば、別れもある・・・

新しいステージで、その子らしく、笑顔で過ごせるよう、願う気持ちで一杯です。

そして・・・あと10日ほどで、新年度スタートです。

追いコン

先日、恒例の追いコンが開催されました。卒業生のみなさんもかけつけてくれて、久しぶりに元気な顔を見ることができました。

追いコンでは、コバ研恒例の「卒業一発芸」がありました。まずは、一年越しのリベンジをかけて、いまや静岡県東部の小学校の教師として頑張っているY先生の芸から・・・1年間かけて何が出てくるのだろうと、昨年よりもさらに期待をしてみんなが待っていました。

Y先生は、アトムの歌の歌いオリジナルの振り付け、そして今年度を代表する「ポニョ」の踊りをやってくれました。卒業して学校現場に行く永山君ができるようにと意識してのことだそうです。Ca0map3o そして二人で競演しました。

永山くんは、「利き水」をやってくれました。ただ・・・残念ながら6種類中、2種類しかあたらず、本人はとても練習したにもかかわらず、当てられなかったのが悔しかったらしく来年もまたやることになりました。私もやってみましたが、エビアンしか当たりませんでした(泣)。Ca3nm1ot_2

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望月さんは、1年越しの宿題ができて しまいました。これをやらないと本当の卒業ができないのです。就職をしても、心の一部は静大にあるのでしょう(笑)

卒業していく人、そして卒業した人、みんな静大にゆかりのある人たちが集まるので、今回、ある物を準備してみました。それは、静岡大学60周年記念のお酒「静大育ち」です。

60周年を記念して農学部が醸造した貴重なお酒なのです。もちろん限定品。教員でも一人1本しか購入できなかった代物なのです。Carsnv7r_2純米大吟醸で、とても飲みやすくおいしいお酒でした。 Caw1t0mk

←3月に卒業、修了した3名 

いつも思うことですが、それぞれの新しいステージで、その学生らしさを生かして、社会のためにがんばっていって欲しいなと願っています。そして、コバ研に戻ってきた時に、「あ~ここに帰ってくるとほっとするんだよな~」という場で、いつまでもいたいなと思う今日この頃です。

静岡おでんで、ほっと一息

SSTのセッション4「あたたかい言葉かけ」が無事に終了。

全クラス一斉の授業の前にY先生と3年の山本さんが研究授業を行ったおかげで、各先生方のイメージがついたようで、先生方の教職経験からきたアイディアが随所にみられた授業となった。研究授業の時のまとめについては後日に・・・。

卒論が終わったら、TAで飲みに行こうと話していて、急きょ「静岡おでん」を食べに行こう!ということになった。おでん街に行くのは実は私は初めて・・・。

おでん街のいい雰囲気もあってか、みんなで53本のおでんを食べた(笑)Image034_2

SSTはあと2回。先生方との連携もいい感じになってきた。

子どもたちにも変化が出てくるとよいな~と思う今日この頃です。

←おでんを堪能中の、宮本さん、鳥山さん、望月さん

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年は早速、本の執筆からスタート・・・。

なんと・・・テーマは児童虐待。

年々増えていくその数に溜息をつきながら、今年は少しでも子どもたちの笑顔が守られる一年になって欲しいと思いました。

今年は研究や実践をいろいろやりたいことはあるけれど、一つひとつ丁寧に進めていく一年にしたいなと思っています。

そして、今年は国際学会での発表が目標!今、APAの発表のための審査を待っているところですが、審査が通れば8月上旬のAPAで発表する予定です。英語をなんとかしなければ・・・(焦)。

そして、私ごとのプチ喜びなのですが・・・この記事でブログの記事がなんと50に!コツコツ書いていけば、書きたまるものですね(これが本にならないところが残念ですが・・笑)。ブログの閲覧数も徐々に増えてきているので、今年もがんばらねばと思っています。

どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

ゆく年くる年

12月は、子どもを対象とした講演会が続きました。小学校2校、中学校2校、高校1校で、約1800名近い子どもたちの前でお話しさせていただきました。全校集会で話をすることは今でも緊張します。でも、子どもたちが話に引き込まれて聞いてくれたり、感性豊かな感想を書いてくれたりすると、またがんばれたりします。Image022 富士山の麓の高校では、学校で飼っている馬(ベティー号)にも乗らせていただきました(笑)。農学部出身なので、動物に触れるとうれしくなってしまいます。

いろいろあった2008年も、もうすぐ暮れようとしています。

今年は、ふらふらになりながら仕事と両立させて、3月に博士(教育学)を取得しました。ようやく一息つけるかな・・・と思っていた頃、5月に四川大地震が発生しました。

四川大地震の被災地への二度の派遣は、とても大きな経験になりました。そしてこの派遣で考えたこと学んだことは、2009年も続いて、大きく大きく私に残っていくのだろうと思います。

2008年は、大変お世話になりました。たくさんの方々の支えがあり、いろいろな仕事をさせて頂きました。本当にありがとうございました。

そして、来年2009年も、学生共々どうぞよろしくお願いいたします。

みなさまにとっても、どうか良いお年になりますように・・・

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ルミナリエに思いを込めて

先日、神戸新聞社の記者の方から電話があった。「なんだろう」と思いつつ電話に出ると、かつて勤務していた大学の教え子Aくんのことで取材をしたいとのことだった。Aくんは、阪神淡路大震災で母親を失っている。その記者の方は、震災直後の頃からずっとそのAくんのことを追っているというのだ。そして、震災当時の子どもたちがどのように青年になっていったかを追った記事を書いていて、Aくんを取材しているところだという。少し前に、その記者の方が久しぶりにAくんに会っていろいろと話をしている時に、私のことが話に出てきたとおっしゃっていた。そして、Aくんからは面と向かって言われたことはないのだけれど(笑)、私のことを「とても信頼している」と記者さんに話していたそうなのである。ポレポレクラブのメンバー、そしてAくんとの間には、静かにそして揺るがない絆があるのは私も感じているところなので、その言葉を聞いてとてもうれしかった。

そして記者さんとAくんのことをいろいろと話をした(もちろんAくんのOKはもらった上で)。ある程度はAくんから当時の話は聞いてはいたものの、細かいことがもっとよくわかった。震災直後の様子、亡くなった母親のこと・・・まだまだ知らないAくんの苦しみがあったのだな・・・と思いを馳せた。反対に、記者の方も大学時代のAくんの様子を聞いて、意外なところ、そして納得できて笑ってしまうところ、いろいろあったようだった。

電話を切ってからも、しばらく思いめぐらせた。地震という突然の出来事で、さっきまで元気だった母親を失うということ・・・。そして、ポレポレクラブで子どもたちを支援する活動が、Aくんにとっても「癒しの場」になったのかな・・・と改めてそう思った・・・。大切な人を失った悲しみに寄り添うこと・・・それは、簡単なことではないと感じている。せめて先生として何かできないかと思い、神戸に行った時には、Aくんと待ち合わせをして一緒にお墓参りに行っている。喪失に寄り添うこと・・・を、私なりに、そして私らしい方法を模索している。

さて、今年は視覚障がいのある方が阪神淡路大震災の時にどのような状況におかれ、どのようなサポートを受けたか、そして災害時にどのような体制を整えればよいかについて浜松視覚特別支援学校と一緒に研究をしている。先日も、神戸で盲老人ホームにお勤めのNさん、NPOのMさんにお会いしてお話を伺ってきた。目が見えないというハンディは、日常でも移動や情報入手に困難があるが、震災の時にはさらにそれが顕著だったようであった。避難所に避難してもトイレがどこにあるのかも、使い方もわからず、様々なことに困難を極めたようであった。周りの人たちも余裕がないので、手助けを求めることさえも躊躇したようだった。Nさんは自ら視覚のハンディがあるにもかかわらず、支援者としてもサポートされていた。お話を伺いながら、すごい人がいるものだなと心からそう思った。これらの一連の研究を通して、視覚障がいのある方の避難、そしてケアについて、最終的に提言していきたいと考えている。

今年は、四川への派遣、冨永先生や高橋先生といった阪神淡路大地震を経験した先生方と共に仕事をさせていただいたり、視覚障がいの方のリサーチだったりと、災害に関連した多くの仕事をさせて頂いた。 ちょうど先週、神戸に行った時に、神戸ルミナリエが開催されていたので、数年ぶりに見に行った。ルミナリエの光を見ながら、今年一年のことをいろいろと思いだした。

Aくんのお母さんをはじめ、神戸そして四川の地震で命を落とした方の魂がどうか安らかに眠れるよう、そして被災地で出会った子どもたちが無事で元気でいられるよう、光と鐘の音に込めて祈ってきた。

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秋も深まり・・・

T中でのSSTプロジェクトがいよいよ今週金曜日からスタートします。準備も一段落して、あとは授業を待つのみとなりました。準備だけでもげっそりです。私は生まれて初めて、胃痙攣なるものを体験してしまいました(笑)。

学校の先生方との打ち合わせも紆余曲折あり、学校全体で一斉にこうしたプログラムを実施する時は、いろいろとくぐり抜けなくてはいけないハードルがあるのだと改めて実感しました。T中は、私がSCとして勤務させていただいてる中学校で、今年で4年目。そういうこともあり、先生方からの本音の意見を聞かせていただけるので、とてもありがたく思っています。トップダウンの実施もありですが、実際にやる先生方の状況や本音なども聞きながら、知りながらプログラムを展開していけるので、私もやりやすさを感じています。T中の先生方にとにかく感謝です!

ただ・・・これからが本番です。実際に授業をするのは先生方ですので、どうサポートできるかが勝負です。静大TAチームで一丸となってがんばろうと思っています。

今週末の11月23日には、日本カウンセリング学会第41回大会で、16:30から松原記念賞の受賞講演があります。今、そのパワーポイントをせっせと作成しています。30分程度の持ち時間しかありませんが、コンサルテーションに関する博論の内容のアウトラインと、(他の学会派遣ですが!)四川の活動を少し紹介しようと思っています。わざわざ聞きに来てくださった方に、うまくお伝えできるとよいのですが・・・。学会に参加する方で、興味があればどうぞ聞きに来ていただけたらと思います。

24日には、日本学校心理学会の総会で、大会継続発表賞を頂くことになりました。昨年はカウンセリング学会からも頂くことができ、コツコツと研究発表をしてきた「ごほうび」が2年連続で頂けてとてもうれしく思っています。研究や実践をコンスタントに発表していくことを大切に、今後も続けていきたいと考えています。

4163u3bwpgl__sl500_aa240_あと、少し前になりますが、徳田克己先生のご指導で「ヒューマンサービスに関わる人のための障害科学」を執筆させていただきました。 また、島田先生と徳田先生が編者になった「入門心理学」も先日、出版されました。

原稿を書くのはとても大変な作業ですが、いろいろと調べていくことがとても勉強になります。今年度中に、執筆させていただいた書籍が2~3冊ほど出版される予定です。来年度こそは、コンサルテーションに関する書籍が出せるとよいな・・・と密かに願っている今日この頃です(笑)。